「ゲストの旅費はどこまで負担するべきですか?」
これは実際にお客様からよくいただくご相談の一つです。国内挙式とは異なる”リゾートウェディングならではの費用の考え方“に、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ゲスト費用の負担に「正解」はありません。 新郎新婦が全額負担するケースもあれば、ゲストに自己負担してもらうケースもあり、どちらも一般的です。
大切なのは、自分たちの予算とゲストへの配慮のバランス。
この記事では、グアムで実際に挙式した私の経験も交えながら、ゲスト費用の考え方や相場、伝え方のポイントをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
・費用負担の3つのパターン
・グアム・ハワイ・沖縄の相場
・費用をお願いする場合の伝え方
リゾートウェディングで発生するゲスト費用とは?
リゾートウェディングでは、国内挙式にはない費用がゲストにも発生します。まずは主な3つを確認しておきましょう。
航空券・交通費
ゲストには現地までの往復の航空券代がかかります。さらに、遠方に住んでいる場合は空港までの移動費や前泊費が必要になることもあります。
特に地方在住のゲストは移動距離が長くなるため、想定よりも負担が大きくなりやすいことを想定して進めましょう。
宿泊費
リゾートウェディングでは、挙式の前日から数泊するケースが一般的です。滞在日数が長くなるほど費用も高くなります。
また、挙式会場のホテルに宿泊したあと別のホテルに移動するなど、スケジュールによっては宿泊費が増えることもあります。
現地での食事・移動・アクティビティ費
現地では滞在を楽しむための費用も自然と発生します。
たとえば、
・レンタカーやタクシーなどの移動費
・食事代
・観光施設の入場料
・オプショナルツアー
などが挙げられます。
費用負担のパターンは大きく3つ
ゲスト費用の負担方法は、大きく3つのパターンに分けられます。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分たちのスタイルに合った方法を選びましょう。
①新郎新婦が全額負担
航空券・宿泊費・現地での移動費など、ゲストにかかる費用をすべて新郎新婦が負担するパターンです。
ゲストへの負担がないため招待しやすいのが特徴です。親族のみの少人数ウェディングや、どうしても来てほしい親しい友人を招く場合に選ばれることが多いです。
一方で、招待人数が増えるほど費用は大きく膨らみます。ゲスト費用だけで数十万円になるケースも珍しくないため、招待人数はあらかじめ絞って計画することが重要です。
② ゲストが全額負担
航空券・宿泊費を含め、ゲスト自身がすべての費用を負担するパターンです。
「リゾートウェディングへの参加=旅行とセット」という感覚で捉えてもらいやすく、ゲスト側も旅行気分で楽しんでもらえるという側面があります。
ただし、費用負担が大きいと感じるゲストは参加を断りやすくなります。参加の強制にならないよう、声のかけ方と伝え方に配慮することが大切です。また、このパターンではご祝儀を辞退するカップルも多くいます。
③ 一部負担
「宿泊は負担する・航空券は自己負担」というように、費用の一部を新郎新婦が負担するパターンです。
「全額負担は予算的に難しいが、ゲストへの気遣いも示したい」という場合に選ばれることが多く、現実的な落としどころとして選ぶカップルも少なくありません。
負担する範囲に決まったルールはないため、予算や招待するゲストとの関係性に応じて柔軟に決めてよい部分です。
たとえば親族には航空券+宿泊費を負担し、友人には宿泊費のみ補助する、といった形で分けるケースもあります。
ゲスト費用の相場はいくら?
費用は出発地・時期・宿泊日数によって大きく変わります。ここでは東京(成田)発・2泊を基準にした目安をご紹介します。
※掲載している料金は、リゾートウェディングを検討する際の参考価格です。渡航時期・予約時期・航空会社・ホテルのグレードによって変動しますので、あくまで目安としてご覧ください。
沖縄の場合
3つのエリアのなかで最もコストを抑えやすいのが沖縄です。
| 目安(1人あたり) | |
| 航空券(往復) | 約3〜6万円 |
| 宿泊費(2泊) | 約3〜7万円 |
| 合計 | 約6〜13万円程度 |
東京~那覇の往復・2泊3日にかかる旅費の相場は、1人あたりおよそ7~8万円程度が目安です。LCCや早割を活用すれば、航空券は3万円前後まで抑えられるケースもあります。
グアムの場合
フライト時間が約4時間と近く、海外リゾートのなかでは比較的参加しやすいエリアです。
| 目安(1人あたり) | |
|---|---|
| 航空券(往復) | 約8〜13万円 |
| 宿泊費(2泊) | 約4〜7万円 |
| 合計 | 約12〜20万円 |
2泊3日のグアム旅行費用は、1人あたり14~20万円程度が目安です。ピークシーズンには大幅に高騰することもあります。
ハワイの場合
3つのエリアのなかで最も費用がかかりやすいのがハワイです。フライトが約8~9時間と長いため、他のエリアより費用がかかる傾向があります。
| 目安(1人あたり) | |
|---|---|
| 航空券(往復) | 約15〜30万円 |
| 宿泊費(2泊) | 約5〜10万円 |
| 合計 | 約20〜40万円 |
こちらは2泊4日を想定していますが、観光する時間が限られてしまうため、3泊5日を基準として考える方も多いです。
どう決める?ゲスト費用の考え方
リゾートウェディングにおけるゲスト費用は「こうするべき」という明確な正解はないため、自分たちなりの基準を持って判断することが大切です。
ここでは、実際に多くのカップルが悩む3つの視点から、考え方のヒントを解説します。
ゲストの負担をどこまで考えるか
まず考えたいのが、招待するゲストにとってどれくらいの負担になるかという視点です。
リゾートウェディングへの参加は、ゲストにとって交通費・宿泊費・休暇取得が必要になるイベントです。
特に遠方在住のゲストや、小さな子どもを持つ家族、年配の方にとっては、費用だけでなく体力的・時間的な負担も大きくなります。
「来てほしい気持ち」と「相手への負担」のバランスを考えながら、どのゲストにどこまで配慮するかを整理してみましょう。
たとえば、親や祖父母には全額負担、友人にはご祝儀辞退で自己負担をお願いする、といった形で関係性に応じて分けるカップルも多くいます。
自分たちの予算とのバランス
ゲスト費用をどこまで負担するかは、結婚式全体の予算も含めて考えていきます。
ゲストの旅費を全額負担すると、人数によっては数十万〜百万円単位で費用が膨らむこともあります。「ゲスト費用に予算をかけるか、挙式や衣装のグレードにかけるか」は、どちらが正解ということはなく、二人がどこに重きを置くかによって変わります。
まずは結婚式にかかる必須費用を先に確認したうえで、残った予算のなかでゲストへの負担をどこまでカバーできるかを逆算して考えると、無理のない判断がしやすくなります。
招待する人数との関係
招待人数は、ゲスト費用の総額に直結します。
たとえば、1人あたりの旅費が10万円かかるエリアで10人を招待すれば、それだけで100万円です。負担する範囲によってはさらに大きな金額になります。
「費用を負担したいが、全員は難しい」という場合は、招待人数を絞ることも一つの選択肢です。両家の親族のみに限定する、友人は帰国後のお披露目パーティーに招く、といった形にすることで、大切なゲストへの配慮と予算のバランスを両立しやすくなります。
ゲストに負担をお願いする場合の配慮ポイント
ゲストに費用の自己負担をお願いする場合、金額そのものよりも伝え方や配慮次第で印象が大きく変わります。ここでは、ゲストに気持ちよく参加してもらえるような配慮のポイントを3つ紹介します。
事前にしっかり説明する
最も大切なのは、早めに・正直に伝えることです。
リゾートウェディングは、ゲスト側も航空券の手配や休暇取得など、準備に時間が必要です。「参加できるかどうか」を早めに判断できるよう、挙式の6〜12ヶ月前には声をかけるのが理想的です。
その際、以下をセットで伝えると親切です。
・開催地と大まかな日程
・費用負担の範囲(何を負担して、何をお願いするのか)
・参加が難しくても気にしないという一言
費用をお願いすることへの後ろめたさから、曖昧な伝え方になってしまうケースもありますが、かえってゲストを戸惑わせてしまいます。「航空券はご自身でご手配をお願いしたい」など、具体的にはっきり伝えることが双方にとって親切です。
参加の自由度を高くする
費用負担をお願いする場合は、参加しやすい環境を整えることが配慮の基本です。
まず、断りやすい雰囲気を作ることが大切です。「無理のない範囲で来てもらえたら嬉しい」という言葉を添えるだけで、ゲストは参加・不参加を自分の意思で決めやすくなります。
さらに、手配方法を工夫することも、参加のしやすさに大きく影響します。
たとえば沖縄の場合は、LCC含めフライトの選択肢が多いですよね。
ゲストそれぞれが都合の良い時間や予算で航空券を選べるよう、「ホテルは新郎新婦が手配、航空券は自己手配」とすると、スケジュールの面での参加のハードルがぐっと下がります。
ハワイやグアムなどの海外リゾートでは、航空券とホテルをセットで予約するパッケージプランの方が、結果的に費用を抑えられるケースもあります。
空港送迎や現地サポートが含まれていることも多く、初めて海外に行くゲストにとって安心感がある点もメリットです。
このように、行き先に応じて手配方法を調整することで、費用面だけでなくスケジュール面でも負担を軽減することができます。
ご祝儀を辞退するケースも多い
ゲストに費用を自己負担してもらう場合、ご祝儀を辞退するカップルは多くいます。
遠方まで時間とお金をかけて来てくれるゲストへの感謝の気持ちとして、「来てくれること自体がお祝いなので、ご祝儀は不要です」とするスタンスは、ゲスト側にとっても気持ちよく参加できる理由になります。
ご祝儀の扱いは招待状や案内状に明記しておくと、ゲスト側も準備しやすくなります。
私たちのケース|実際の負担とリアルな感想
私たちのグアム挙式では、ゲストとの関係性に応じて負担方法を分ける形にしました。
まず、両家の両親については、旅費・宿泊費ともに全額新郎新婦である自分たちが負担しました。
もともと私は「親に海外旅行をプレゼントしたい」という思いがあり、「これまでの感謝を込めてしっかりおもてなしをしたい」という考えは夫とも一致していたため、ここは迷わず決めることができました。
姉家族については、一部負担という形にしました。
姉は以前から私の「海外挙式への憧れ」を知っていてくれていたので、最初は自分たちで全額負担するつもりで準備をしてくれていました。
その中で、私たちから一部負担できることを伝えたのですが、長年の夢を一緒に叶えようとしてくれていた姉の気持ちがとても嬉しかったです。
友人たちには、航空券・宿泊費ともに自己負担をお願いしました。
その代わりに、現地でのディナーを一緒に楽しんだり、ささやかではありますがお土産を用意したりと、「来てくれてありがとう」の気持ちを形にすることを意識しました。
負担をお願いすることに不安もありましたが、結果として関係が悪くなることはなく、今でも変わらず良い関係が続いています。
このように、ゲストによって対応が違っていい。大切なのは「いくら負担するか」よりも、相手への気持ちと誠実な伝え方だと、実際に経験してみて感じました。
まとめ
ゲスト費用の「正解」は人それぞれです。
大切なのは、金額そのものではなく相手への気持ちと誠実な伝え方。
どの方法を選んだとしても、その想いがしっかり伝わればきっとゲストにも「来てよかった」と感じてもらえるはずです。
これからリゾートウェディングを検討されている方の参考になれば嬉しいです。


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